【考えてみた】大道芸におけるジャグリングの役割

「大道芸=ジャグリング、みたいなイメージがある」
「なんで多くのパフォーマーさんは〇〇やるんだろ?」

大道芸におけるジャグリングの役割、関係性にフォーカスをあてた記事内容です。

ブログのネタを探す時に『大道芸 [スペース]』でググって、予測されるワードを参考にすることがあります。

その際、上がってくるのが『ジャグリング』
大道芸全体で考えると、ジャグリングを取り入れてる方はやはり多いです。

それこそ『パフォーマー〇〇』、『大道芸人〇〇』という芸名のパフォーマーさんはほぼほぼジャグリングをやるのではないでしょうか。
その結果、大道芸に興味を持った好きなお客さんがジャグリングについても調べるのかなぁなんて考えに至りました。

今回は、大道芸とジャグリングの関係性(おもに役割)について僕なりに考察していきます。
※比較的よく使われる道具にしぼってます

「どんな人がこの記事を書いてるの?」という方はよろしければプロフィールをご覧ください。
※ディアボロの全日本選手権大会や国際大会での優勝・入賞経験があります(複数回)

 

 




はじめに

『目的のための手段』としてやっている人もいれば、ただ好きだからやっている人もいる…
※両方該当する場合や人によって各割合が違う場合もあります。

ということを頭の片隅に入れていただけますと幸いです。

 

ボール

ジャグリングのシンボル的存在。

『ジャグリング』と言われると馴染みがない方でも、『お手玉』と言われると「あ~」となることも多いはず。
また、『お手玉』という言葉を発することで、お客さんとの心理的距離がちょっと縮まることもあります。

例)年齢層がバラバラの場合
「5つのボールをジャグリングします!」より「5つのボールをお手玉します!」のほうが伝わりやすい。

2~3個のお手玉ならちょっとやったことがある方もいるでしょうし、掴みのきっかけにもなります。

そして、個数によるスゴさを出しやすいというのも強みです。(技術力がある前提になります)
上手い方だとフツーに7個投げます(笑)

 

クラブ

ジャグリングの花形演目。(ボーリングのピンみたいな道具)

とりあえず派手です!(笑)
ボールと同じ技をやる場合、どうしてもクラブのほうが見栄えが良くなってしまいます。

『お客さんに1本投げ入れてもらい、そのままジャグリングする』という大道芸の鉄板ネタがあるのも強みです。
良い具合にお客さんをいじることで、その場の一体感をさらに上げることも…

大道芸だと、ローラーバランスやラダー(はしご)、一輪車などのバランス芸とミックスして行う場面が多く見受けられます。
※「高いところでバランス取ってるだけでもすごいのに、ジャグリングもするの?」みたいな感じです

 

シガーボックス、シェイカーカップ

技が決まったときの『音』と『決まった感』が良い道具。
現在30代以上の方であれば、むかし『し○わせ家族計画』というテレビ番組の宿題(課題)として出ていたことも記憶に残っているのではないでしょうか。

「見たことある」「知ってる」という点において強い道具です。
そういう道具だと技の難しさを伝えやすいというメリットもあります。

 

ディアボロ

派手です。盛り上がります!

…(笑)

上記の説明でも間違ってはいないのですが、さすがに…なのでよろしければ下記の記事をご覧ください。

 

コンタクトジャグリング

おもに水晶玉(クリスタルボール)を使った、ボールを投げずに浮かんでみせたり、転がしたりするジャグリング。

まず、水晶玉というモノ自体の強さがあります。
持ってるだけでもお客さんの関心を引きつける効果が強いです。(他の道具に比べて)

そして、不思議さはあっても『地味な演目』ということを逆手に取った『お客さん寄せ』のテクニックが使えます。
パフォーマンスエリアに近づいてもらう口実を作れるのはありがたいですね。

 

ダイス・スタッキング

筒の中に入れたサイコロを振って積み上げるジャグリング。

成功判定がわかりやすいのと、モノが圧倒的に小さいのでコンタクトジャグリングと組み合わせることで『お客さん寄せ』の効果がさらに上げられるのは心強いです。
このコンボを最初に編み出した方、ホントすごいと思います。

 

最後に

ジャグリング道具はまだ他にもありますが、今回は比較的よく使われる道具にしぼって考察してみました。

「なんで〇〇さんはこのタイミングで△△をやるんだろう?」っていう視点があると、楽しみ方が増えるんじゃないかなぁと思います。

今後皆さんが大道芸を観覧する際のちょっとしたスパイスになれば幸いです。
(この一文、以前も書いたような気がしますが見逃してください。)

 

-ジャグリング, 大道芸

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