大道芸

【プロが考えてみた】ゼロから始める大道芸【ショー構成】

これから大道芸を始める方、始めたばかりの初心者の方、お客さん向けの記事です。

2020年~2021年、ご時世的なことで業界内の情報取得に関して良い変化や影響があったため、記事の導入文を更新しました。(2021.10.7)

これから大道芸を始める方や大道芸ファンの方がYouTubeで動画をいくつか(何人か)見ていると気づくことがあると思います。

「やってることほとんど一緒じゃない?」

もちろん個性がすごい方や演目自体にオリジナリティがある方はいらっしゃいますし、個々のパフォーマーさんによって得意な演目や技も違いますので厳密には違うと僕は考えています。

ただ、ぼや~っと広く見た場合やすこし斜めから見た場合、いくつか共通点が出てくるのは事実と言っていいのかなぁと。

セリフや演目、演目の配置の仕方(構成)、曲…etc

その共通点をピックアップしていくと『テンプレート』に近いものができるかと思います。

  • 「お客さんを多く集めたい」
  • 「盛り上げたい」
  • 上記2点を満たせれば自然と…(あとはご察しください)

以上の目的を達成するとなると、どうしても方法は限られますし似通ってきます。⇒テンプレ化
ちなみに誰かが画期的なアイデアを出しても、おそらく真似されて新たなテンプレに吸収されるような気がします。
※もちろん真似できないアイデアもありますし、真似したらモラル的にまずいアイデアも

でもって、駆け出しの方がそういったテンプレの構成でショーしても、ある程度は通用してしまうんじゃないかなぁと思います。
(「なぜ、その人はそうやるのか」を理解していないと、先人の方々に比べて効果は目減りしますが)

今回はテンプレ(のようなもの)に沿いつつ、現時点で『スキルなし』の方が上に挙げた目的を達成するためのショー構成を考えていきます。

パフォーマー歴2年目以降も誰かのマネをしていると、のちにパフォーマーとしてやっていくのが難しくなるので要注意。

 

 




前提

芸名はわりと大事

注意したいのは芸名かぶり。(いきなりショー構成と直接関係ない話でスミマセン)
カタカナ、ひらがな、漢字、英語…いくつかのパターンで事前に検索することをオススメします。
芸名かぶりはちょっと活動しづらいことも出てきます。(僕自身もありました)

また。

『ジャグラー〇〇』『マジシャン〇〇』『ダンサー〇〇』のように〇〇の前に何か付けたい場合は『パフォーマー』『大道芸人』がオススメです。

他ジャンル演目をショーに加える際、ツッコまれにくいので。

例)「この人、ダンサーなのにバルーンやるの?」
※自身の専門性について疑問を持たれることもあります
⇒少なくとも自分の中にはちゃんと理由を持ちましょう

幅広くジャンル・演目をセレクトする場合は意識してみてください。

 

スキル修得の効率を考えた演目数

スキルなしの状態でいきなり何かに特化するのは難しいです。
RPGのレベル上げのように、レベルが高くなればなるほど経験値が必要になり時間がかかります。

この記事では何かのジャンル(演目)でトップクラスのレベルを目指すのではなく、
ある程度お客さんに満足してもらえるレベルの演目をいくつか作る方向性でいきます。

 

今回考えたショー構成

①バルーン

まずは歩いている方の気を引くための雰囲気づくり。

老若男女誰でも知っているような有名なキャラクターを作れるとなおよしです。
ちょっとした台に乗るのも有効です。(より人目につきやすくなるため)
この時点で遠巻きにお客さんが集まっていれば、良い兆候です。
※お客さんを前に寄せながら行うのもあり

上手いパフォーマーさんはこの時点でお客さんとコミュニケーションをとって、お客さんの心をつかんでいきます。

次の演目へ。

 

②コンタクトジャグリング→ダイス・スタッキング

2つとも遠巻きに集まったお客さんを前に寄せるための演目です。
(このコンボを行うパフォーマーさんは多いです)

比較的地味な演目ですが、お客さんに寄っていただく理由を作るのに適しています。

例)「遠くだとよく見えません」「近くだと何をやっているか分かります」…etc

メモ

コンタクトジャグリング:(主に)水晶球を浮かんでいるように見せるジャグリング
ダイス・スタッキング:筒の中にサイコロを入れて振り、遠心力で積み上げる技

お客さんに前に寄ってもらえたら、次へ。

 

③ディアボロ

「お前が得意だからだろ?」って言わないでください(笑)

「どんな人がこの記事を書いてるの?」という方はよろしければプロフィールをご覧ください。
※ディアボロの全日本選手権大会や国際大会での優勝・入賞経験があります(複数回)

高さや派手さを出すにはもってこいの演目だと考えています。
初期段階で覚えられる技だけでも結構見栄えが良いので、修得時間のコスパが良いです。
(上級者になるのは大変です、念のため)

また、バータックス(※)系統の技もできると、1個だけでも相当な数の派手な技ができる点もGood。
※ディアボロを縦方向で回すスタイル(通常の向きを横とします)

お客さんのテンションがいい感じに上がってきたら、フィナーレへ。

 

④ローラーバランス

転がる筒の上に板を乗せてバランスを取る、大道芸の王道です。

実際の大道芸ではさらに高さを出すために、台の上で行う方が多いです。
高ければ高いほど遠くのお客さんにも見えるというメリットもあります。

さらに、バランスをとりながらジャグリングができればよりOK。
投げる道具の難易度が上がれば、さらに盛り上がります。
(けん玉をやる方もいます)

無事に着地した後、お客さんに挨拶しましょう。

 

最後に

以上が、今回僕が考えてみた『ゼロから始める大道芸』です。
「大道芸やりたいけど、何をやればいいか分からない」という方は参考にしてみてください。

もちろん、この通りにする必要はありません。
(なるべく早くショーできるように演目数を結構絞っているので、演目を足すのは全然OKです。)

スキル修得していく中で自分に合うもの・合わないものを見極めて、演目を増やしたり減らしたりしてみてください。

ただ、実際にショーをするにはトークや音楽といった演出部分も考えないといけません。
(今回紹介したのはあくまで演目だけですので)

目に見えない部分のスキルアップこそ、難しかったりします。(中には自然にできちゃう方も(笑))

そのあたりは実際の大道芸を観に行って勉強したり、実際にお話を伺うのが良いです。(いまは難しいと思いますが(汗))
動画では伝わらないことってありますので。

 

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