はじめての音響操作 ~接続の基本~【初心者・素人の方向け】

知っておくとちょっと便利な、音響についての記事です。
大道芸にまつわる知識・雑学を増やしたい方や、ジャグリングサークルで依頼に行く方に向けてお届けします。

※純粋に音響関連のサーチで訪れた方(初心者さん)やご自身でちょっとしたイベントなどをされる方にもご覧頂ける内容となっております。

「どんな人がこの記事を書いてるの?」という方は、よろしければプロフィールをご覧ください

「音響??わたし関係ないよ~」という方も多いかもしれませんが、音響についての知識は大道芸関係の方もジャグリング関係の方も知っておいて損はないかなぁと思います。

大道芸ファンの方であれば、推しのパフォーマーさんとのちょっとした話題づくりにもなりますし、あなたが女性であれば、そのお相手に対して強い印象を与えられるかもしれません。※たぶん
(女性で音響関連の知識を持っている方ってレアなので)

学生ジャグラーさんであれば、サークルの依頼先で機材が毎回違うものでも落ち着いて対応できると余裕を持って本番に臨めます。

 

ちなみに僕自身は"音響の"プロではないです。

とはいえ、基本の知識だけ抑えているだけでも、大概の現場で困ることはありません。
(パフォーマンスの現場であれば)

今回の記事は、ジャグリングサークルやクラブの方が依頼先で音響機材を使用する場合を想定して書いています。

 

 




プラグを知ろう

キャノンプラグ(XLRプラグ)

通称『キャノンプラグ』。
オスとメスがあり、それぞれ形状が違います。

おもにマイク(もしくはワイヤレスマイクの受信機)とミキサー(※)を接続する際に使われます。
※ミキサーについては後述します

 

標準モノラルプラグ(フォンプラグ)

標準モノラルプラグ(フォンプラグ)。
※ステレオプラグもありますが、ここでは割愛します

マイクや楽器などをミキサーに接続する際によく使われます。
※あとはスピーカー、アンプ、ミキサーの接続時に使いますが、今回は覚えなくても大丈夫です

 

赤白コード(RCAピンプラグ)

通称『赤白コード』。

おもに音楽プレーヤーとミキサーを接続する際に使われます。
※細いプラグは『ステレオミニプラグ』といいます。(イヤホンとかに使われているプラグ)

 

スピーカー、アンプ、ミキサーについて

ジャグリングクラブやサークルの依頼先で用意されていそうな機材を想定して、説明していきます。

ゆるめな用語解説

・ジャック…プラグをさす部分(穴)
・スピーカー…音を出す機材
・アンプ…音の信号を増幅する機材(元の音源から伝わる信号が小さいため)
・ミキサー…複数の音源をまとめる機材

一体型スピーカー

スピーカー、アンプ、ミキサーがすべて一体になっているスピーカー。
形は違えど、このタイプが置いてある場合が多いと思います。

ミキサーorパワードミキサー

※画像のミキサーはパワードミキサーといってアンプが内蔵されているミキサーです。スピーカーに接続させると音が出せます。アンプが内蔵されていないミキサーの場合は、アンプを用意する必要があります。

音響ときいて「うわ~」ってなるのはコレの大きいやつを見たときではないでしょうか。

出典:サウンドハウス

大きい会場で使用されている大きいミキサーも基本は同じです。
『MASTER』(※)で全体の音量、『LEVEL』で(各音源の)音量、『HIGH』で高音、『LOW』で低音を調節できます。
※機種によっては表記が違うことも。大きいミキサーだと赤色の場合が多いです。

大きいミキサーは、調節できる箇所やジャック(プラグをさす部分)が多いから大きいんだ…くらいの大まかな解釈でいまはOKです。

 

接続してみる

今回はワイヤレスマイク(受信機)と音楽プレイヤーをそれぞれの機材に接続してみます。

今回はワイヤレスマイク(受信機)と音楽プレイヤーをそれぞれの機材に接続してみます。
上記のように接続すれば、あとは電源につなぐだけで音が出せます。

例②はスピーカーにも繋げばOK。
ミキサー自体に「スピーカーにつなぐ場合はココ」みたいな記載(図や文字)がある場合はそのジャックを使うか、『OUT』と書いてあるジャックを使います。
ちなみに、スピーカーについては裏側にジャックがある場合がほとんどです。

個人的な見解

ジャグリングサークルの依頼先で「音響はこれを使ってください」となった際、『スピーカー』『アンプ』『ミキサー』同士の接続は施設側で済んでいる場合がほとんどです。
もしくは一体型のスピーカーを貸し出されることが予想されます。

 

最後に

「これだけっ?」って思った方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、これだけ抑えておくだけでもだいぶ違います。

プラグの種類とさす場所(ジャック)を覚えて、ミキサーの『LEVEL』(←MASTERと各音源の)を見つけられれば音は出せます。

どこかで音響機材を見る機会があれば、ちょっとチェックしてみてください。
「なるほどね~」っていうのを味わえると思います。

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