【初心者の方へ】ディアボロの紐(ストリングス)について【種類と違い】

「ディアボロの紐って何使えばいいの?」
「上手い人達って何使ってるの?」

この記事では初心者の方向けに『紐(ストリングス)』ついての考え方や、プレイヤーが紐を選ぶ基準・目安についてお伝えできればと思います。
また、記事の後半では僕が考える初心者の方へのおすすめも紹介しています。

ディアボロ未経験の方は事前に下記の記事をご覧いただけますと、以降の内容が入りやすくなるかと思います。

≫【”観る専”の方におすすめ】ディアボロ豆知識【初心者の方にも】

 

 




基本的な情報(初心者の方へ)

ディアボロのストリングス(以降、紐)選びで重要なのは『摩擦』です。
(紐の上でのディアボロ本体のすべり具合で摩擦の具合をつかみます)

摩擦が弱め(すべりが良い)だとやりやすい技摩擦が強め(すべりにくい)だとやりやすい技がそれぞれあります。
とはいえ、演技中1つの技(コンボ)ごとに紐を変えるわけにはいきません。※一般的な話
そのため、自分のプレイスタイルの傾向に合わせて紐を選びます。
※ちなみに慣らしたり、使うことで摩擦が少しづつ強くなっていきます

紐の交換について

「使いづらいな」と感じたり、紐が黒ずんだりなど汚れてきたら交換しましょう。
紐が切れる前に新品の紐に交換することをおすすめします。
紐が切れると、道具が吹っ飛んだりして周囲の人や物へのトラブルにつながる可能性があります。

 

RFストリングス

出典:RADFACTOR

用途が広い紐…というのが僕のイメージです。
太さも選べるという点が大きな要因でもあります。
(太くなるにつれて摩擦が強くなります。軸に触れる面積が広くなるため。)

ホワイトが比較的標準的な摩擦で、カラーになると摩擦が弱まってすべりが良いです。
(完全に主観ですが)カラーのほうが使いやすい状態のピークが長い印象。

初期状態だとすべりが良いので(特にカラー)、慣らしなしでいきなり3個以上扱うのは結構大変です。

太さによる違い・特徴

・1.3mm:ディアボロの回転を持続しやすい(軸に触れる面積が少ないため)

・1.6mm:太いため紐の視認性が良く、紐自体が重くなるためウィップ(※)系統の技がやりやすい
※紐で輪っかをつくりディアボロを引っ掛ける技

・2.0mm:更に視認性が良い。手に紐が食い込む技を行う際、手の負担を軽減できる。(個人的には)太さによる摩擦を考慮するとベアリング(回転軸)のディアボロ向きかなぁと感じています。

RF2.0mmは紐が若干伸びるのでバータックスにはおすすめしません。スティックを回す際、遠心力で紐が伸びて変な感覚になるかと思います。

※バータックス:ディアボロを縦方向で回すスタイル(通常の向きを横とします)

▼バータックスのすごい動画

個人的にはバータックスにはRFストリングスの1.3mmか1.6mmを推奨します。
※紐の伸びが比較的ないため

 

フェイリンストリングス (1.3mm)

出典:ジャグリングショップナランハ

摩擦やや強め。少し伸びる。色はホワイトのみ。
2個以上のディアボロを扱う際、慣らしなしでも技ができる、ちょうど良い摩擦です。
紐のピーク時間は1時間もしくは1回練習したら交換…って感じですね。

 

ステージストリングス (1.3mm)

出典:RADFACTOR

基本性能と用途はフェイリンストリングスに近いです。
ただ、伸びます。色によってはホント伸びます。
(事前に伸ばしてから使う分にはプレイ中にそこまで影響はないかと)
それが気にならなければ大丈夫です。
色付きのフェイリンストリングスぐらいの感じでも良いかもしれません。(伸びます)
※バータックス以外で使いましょう

 

サンディアストリングス (1.5mm)

出典:RADFACTOR

やや硬め(プレイには影響なし)。摩擦やや強め。少し伸びる。
初期状態だとフェイリンストリングスより摩擦弱めですが、ちょっと慣らした後のピーク時間が長いです。(季節・湿度にもよるので○時間とは言えないですが)
多少汚れても適度な摩擦を保てるので、屋外でショーしたり練習する方に向いていると思います。
初心者の方にも複数個扱う方にもおすすめできます。

※僕は使ったことがないのできちんと紹介はできませんが、『JDAストリングス』も同じような性能らしいです

 

ノンフリクションストリングス (1.5mm)

出典:RADFACTOR

摩擦が少なく、固定軸のディアボロでの一部の技をやりやすくします。
また、摩擦が少ないため一般的な紐よりも回転持続時間が長くなります。
1個もしくは2個の固定軸で使うプレイヤーがいるイメージです。
3個以上は推奨しづらいですね。

 

Cheerly パラコード (2mm)

コスパの良い2.0mmの紐…という印象。実はAmazonで売ってます。(50m)
比較的伸びないのでバータックスにも使えました。
実際にそこまで影響はないのですが、たまに微妙~に「ねじれてる?」といった現象が起こります。
(気にならない人は気にならないレベル)

僕の場合なら、練習はパラコードでやって、大会はRF2.0でやるかなって感じです。
※1ディアボロ水平軸ベアリング部門を想定しています

個人的にはRFの2.0mmと同様にベアリング(回転軸)のディアボロ向きかなぁと感じています。摩擦を考慮すると、固定軸を使う場合や初心者の方にはおすすめしづらいです。

横浜の某大道芸パフォーマーの方に教えていただいて、こっそり今年の静ディアで使おうとしていたら、静ディアでRF2.0が発売されてビックリしたのはちょっとした思い出。
(これも静ディアで知った話ですが、関東以外でもすでにパラコードを使っていた方がいらっしゃいました。調べている方は調べているんだなぁと…)

≫ Amazonで『パラコード』を見てみる

 

初心者には結局どれ?

個人的には『RFストリングス1.3mm カラー』『サンディアストリングス』(もしくは『JDAストリングス』)をおすすめします。
初期状態の摩擦の弱さ(すべりの良さ)と耐久性の高さが理由です。

※バータックスを行う場合は『RFストリングス』の1.3mmか1.6mmを推奨

 

ショップ

日本ディアボロ協会オフィシャルショップ

ジャグリングショップナランハ

RADFACTOR

 

最後に

記事の内容で気になる点が見つかれば、すぐに対応させていただきます。

また新たに紐を使った際は、追加で書き加えます。よろしければ、たま~に見にきてください。
ご覧いただき、ありがとうございます。

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